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この時期になりますと娘に「カブトが虫見たい」とせがまれて
近所にカブト虫を捕りに行くことがあります。
幸い藤沢市とりわけ私の住む西俣野は自然に囲まれており都会ではなかなか捕まえることの出来ないカブト虫も多数生息しています。
が捕まえるとなりますとこれが実に難しいのです。
今回はカブト虫捕りについてご報告いたします。
私が本格的にカブト虫の捕獲を始めたのは昨年のことでした。
私には幼稚園児の娘と小学生の姪と甥がおりまして
彼らからの尊敬を勝ち得る、とまではいきませんが一緒に遊んでいただくための
“勝利の方程式”がカブト虫捕りなのです。
昨年は山でたまたま出会ったカブト虫捕りの名人のおじさんにカブト虫を
いただくなど幸運にも恵まれて数匹のカブト虫を捕まえることが出来、
父親として、おじさんとしての威厳(?)を保つことが出来ました。
今年は、できれば深夜や早朝に山に行って虫に刺されながら
カブト虫を捕まえるという過酷なことはしたくありません。
私が寝ている間に外に置いた虫かごにカブト虫が来ていた!
という状況が最も理想的なのです。
しかし、そんなナマケモノの願いはむなしく打ち砕かれることになります。
自宅の外にスイカを置くなどお手軽にカブト虫を捕まえようとした私の試みはカブト虫に全く通じません。
このままでは私の“勝利の方程式”に狂いが生じてしまいます。
カブト虫さん捕まってちょうだい・・とあせり始めたある日のことでした。
ピンポーン 早朝、自宅の呼び鈴がなりました。
ドアを開けると湯沢家本家の長男でトマトを作っている
“マー君”が立っています。
次の瞬間私の目は彼の手元に引き付けられていました。
なんと彼が持っている箱には10匹ものカブト虫が入っているのです。
事情を聞くとトマトの処分場に大量のカブト虫が集まってきたとのことです。
もみ手をしながらマー君にお願いをしてそのカブト虫をいただきました。
童話「青い鳥」の話のように幸せとカブト虫は意外と近くにいるものなのです。
その後しばらくして数匹、そしてまた数匹とマー君は来るたびごとにカブト虫を持ってきてくれたので我が家のカブト虫は増え続けていきました。
このままいきますと秋には完全に我が家はカブト虫小屋です。
店頭でのカブト虫のタタキ売りやカブト虫相撲西俣野場所の開催とチケット販売という新規事業計画も一瞬頭をよぎったのですが人様からのいただきもの、まして娘が「カブちゃん」と呼び可愛がっているカブト虫で商売をすることはさすがに出来ません。
結局カブト虫達は私の親戚や近所の数人の子供たちにもらわれていきました。巣立っていった「カブちゃん」達は今頃幸せに暮らしていることでしょう。
今回マー君のおかげで我家にたくさんのカブト虫がやって来ました。
20匹以上のカブト虫が動き回る様子は“勝利の方程式”どころではなく
さすがに少々気持ち悪かったのですが毎日顔を合わせているうちに情が移り、
もらわれていくときには寂しく感じるほどでした。
カブト虫がウジャウジャいた状況を童話「青い鳥」に再び例えますと
まさに“幸せ過ぎてこわい”というものでした。
何事もほどほどが良いのだとお盆にお寺の住職さんも言っていました。
これに懲りず来年もカブト虫捕りに挑戦してみたいと思います。
カブト虫捕りの有効な方法をご存知の方はぜひ教えてください!